社会起業家ジョン・ムーアさんの“笑顔になれる暮らしのヒント”をご紹介します。
オーガニックな暮らしをはじめたいなら、まず自分で本物の食べ物をつくることから。今回から2回にわたって、畑がなくてもA4サイズのスペースさえあればできる「キッチンガーデン」の作り方をご紹介します。
目次
1. この記事の監修:ジョン・ムーアさん
2. 身近にある容器で気軽にはじめてみよう
2-1.土の作り方
2-2.オーガニック豆知識
2-3.ジョンさんからの一言
1.記事の監修:ジョン・ムーアさん
社会起業家、ORGABITSアンバサダー。英国公認教師、オーガニックフード・ガーデニング教師。英国シェフィールド大学卒業後、教師を経て、電通に入社。その後、パタゴニア日本支社長などを歴任。現在は一般社団法人シーズ オブ ライフ代表理事として活動中。
2. 身近にある容器で気軽にはじめてみよう
さて、今回は本当のオーガニックライフへの大きな一歩となる、自分自身の手で食べ物をつくるプランター「キッチンガーデン」の作り方をお教えしましょう。料理と同じ、良い材料さえ揃えばとても簡単です。
まずは、準備から。プランターはなんでも構いません。プランターの底は穴がなくても大丈夫。ペットボトルやタッパーなど、いらなくなった容器を利用しましょう。
次は、プランターを置くのに一番良い場所を選びましょう。あなたはどこを選びましたか? 自分に都合の良い場所を選んではいませんか? ここで大切なのは、植物の気持ちになることです。植物たちは、一度根をおろすと、そこから動くことはできません。日当たりの良い場所に行ったり、強い風を避けたり、水を飲みに行ったりはできないのです。植物になったつもりで、ここなら住みたいと思える場所を考えてみましょう。よく、プランターをあちこちに移動させる人がいますが、置く場所を決めたら動かさないようにしましょう。植物たちにとって、環境の変化はとてもストレスになります。
さあ、場所を決めたら早速キッチンガーデンのベースとなる土をつくりましょう。
2-1. 土の作り方
〈はじめるタイミング〉
満月の前後
〈用意するもの〉
・プランター
・霧吹き
・はさみ
・石
・土
・ソイルシードミックス(緑肥)〈クローバー、アルファルファ、そば〉
・落ち葉
2-2. オーガニック豆知識
2-3.ジョンさんからの一言
取材・文/坂田奈菜子
(からだにいいこと2017年6月号より)