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オーガビッツが2013年度グッドデザイン賞を受賞

『オーガビッツプロジェクト』が、2013年度グッドデザイン賞を受賞しました。今回の受賞は、ビジネスイノベーション、ビジネスモデルカテゴリー部門での受賞となります。

今回の受賞を契機に、農家・メーカー・ブランド・消費者・NPOのサプライチェーン全体が繋がる『オーガビッツプロジェクト』の仕組みを推進し、オーガニックコットンのさらなる普及拡大を目指していきます。

■豊島㈱が展開する『オーガビッツプロジェクト』■

オーガビッツプロジェクト』は日本で最も多くのブランドが参加するオーガニックコットン普及プロジェクトで、日本最大の綿花商社豊島㈱がファッション性と社会貢献の両面を両立させ、オーガニックコットンを気軽に商品化できる仕組みを作り上げてきました。現在、オーガニックコットンは、綿花全体では1%程度しか使用されていません。

『オーガビッツプロジェクト』は、オーガニックコットンの需要を無理なく高めていくために、オーガニックコットン100%にこだわらず、混合率を下げ10%以上使用 することを条件にしています。オーガニックコットンは、手間が掛かり 高価になりがちな素材ですが「混合率100%のものを10人に使ってもらうより、混合率10%のものを1000人に使ってもらう」という発想の転換から、オーガニックコットンをより多くの人に手軽に使用してもらうことで普及拡大を目指しています。

現在までに65ブランドが参加し、累計500万枚を超えるアイテムを生産しています。また、商品を通して7つのNPOを資金援助する仕組みを制度化し、若手デザイナーや知的障害のあるアーティストとアパレルブランドとのマッチングも行なっています。さらにインドでは農家支援も実施しています。

■「オーガニックコットン」が普及すると■

従来の栽培方法で生産されている綿花には、世界中で使用されている殺虫剤の約15%、農薬の約11%が使用(*出典:Textile Exchange)されており、落葉剤などの強力な農薬が後進国の綿花農家の健康被害を招いています。また、土壌汚染などの環境問題等様々な問題を内包しています。

一方、オーガニックコットンとは、農薬や化学肥料を3年以上まったく使用していない農地で、有機栽培された綿花を指します。オーガニックコットンの栽培が進むことで途上国では農家が現金収入を得るようになり就学率の向上につながります。また、中国、アメリカでは環境問題、インドではそれに加えて貧困問題を解決に導くことが期待されます。

また、普通の綿の服もオーガニックコットンの服も、肌に与える影響に差はありません。『オーガビッツプロジェクト』は、オーガニックコットン=肌に良いという間違ったイメージを払拭したいとも考えています。

■審査委員のコメント■

グッドデザイン賞審査委員のコメントは以下の通りです。

「綿花の1%にも満たないオーガニックコットンを普及させるための新しい仕組み。一着の服においてのオーガニックコットンの使用率を下げることで、メーカー側のコストを抑え、使いやすくすることで全体の使用量を上げるという逆転の発想がユニークである。その結果、65のブランドで累計500万枚を超えるアイテムを生産という規模感と実績につながっている。オーガニックコットンの普及をドライブさせることで途上国の農家の健康被害の低減というソーシャルデザインにもつながっている。」

■グッドデザイン賞受賞展■

グッドデザイン賞2013

10月30日(水)から東京ミッドタウンで開催される受賞展「グッドデザインエキシビション2013」会場で、『オーガビッツプロジェクト』が本年度受賞作として紹介される予定です。

<グッドデザインエキシビション2013>

会期:10月30日(水)~ 11月4日(月/振休)

会場:東京ミッドタウン(東京都港区六本木)

主催:公益財団法人日本デザイン振興会