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コラム

ソトコト10月号 間近で見るウミガメの産卵に感動! 6家族が楽しんだ「ウミガメ保護体験ツアー」。

 「ウミガメが産卵をはじめるようです」
人工的な灯りがほとんどなく、雲間から時折のぞく半月の光が照らす和歌山県・みなべ町の千里の浜に集まった人たちに向けて、日本ウミガメ協議会の松沢慶よしまさ将会長がそう報告すると、みんなの間から静かな歓声が上がった。時刻は夜9時過ぎ。今日のウミガメの産卵の観察はもうむずかしいと思いかけていたタイミングでの朗報だった。

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ウミガメの調査に同行させてもらい、産卵の様子を観察する参加者たち。みな、息をひそめて産卵を見守る。
※ライトは、調査のために細心の注意を払って、調査スタッフが使用しています。

 このとき、浜辺に集まっていたのは、オーガニックコットンブランド「オーガビッツ」と、F・O・インターナショナルが展開する子供服ブランド「BREEZE(ブリーズ)」が主催した「ウミガメ保護体験ツアー」の面々。7月25日・26日、全国から6家族を招待して、ウミガメの産卵の観察と海水浴、遊園地を楽しむ夏休みイベントが行われたのだ。とはいえ、ウミガメの産卵は自然の行為で、毎日産卵に上陸するわけではない。今年は、上陸そのものが少ないということもあり、この日はどうなのか! とドキドキしていたが、先の報告で一気に場が盛り上がった。
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ノギスでサイズを図る。体長89cm、体重およそ100キロ。

 小さなお子さんも交えながら、松沢さんに先導され10分弱砂浜を歩くと、日本ウミガメ協議会が調査のために土を掘った箇所で、ウミガメが産卵中だった。できるだけウミガメを刺激しないように、フラッシュを使わず、小さなライトを時折照らしながらの調査となり、卵が産み落とされる瞬間を見た人も。産卵後のウミガメが月の光を反射した海に戻っていくまでを見届けた人は、「とっても神秘的で、感動でした」と語っていた。

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日本ウミガメ協議会から、活動への支援に対して、小野社長に感謝状が渡された。

 「参加したみなさんにウミガメを見ていただけてよかったです」とホッとした表情を見せたのはF・O・インターナショナルの小野行由社長。「ファッションを通じて、世界中の子どもたちに驚きと感動を与え、家族みんなを笑顔に、というのが弊社の理念です。今回は、絶滅危惧種であるウミガメの保護を支援するオーガビッツのBlue Ocean Projectと一緒に、売り上げの一部を寄付し、こうしたイベントも行うことができました。それぞれのご家族にとって、またとない経験になってくれればうれしいですね」。

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オーガビッツとブリーズが一緒に取り組んだこの企画、「ブリーズ・スマイル・プロジェクト」と名づけられ、年4回、お客さまを招待して、自然保護や環境への関心を高めるツアーを企画するというので、ぜひ期待したい。

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photographs by Hiroshi Takaoka
text by Reiko Hisashima

text by SOTOKOTO

ブリーズ
NPO法人 日本ウミガメ協議会