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コラム

モデル浜島直子さん インタビュー

支援ではなくご縁の活動。
心の花を増やしていきたい



————雑談する中で、震災の話もちょいちょい出ていましたね。

はまじ :ひとりのお母さんがかわいいスニーカーを履いていたのでほめたら、「これもいただきものなの。着るものもぜーんぶ流されたから。でもこんなことでもなきゃ、こんなかわいい靴、履くことないもんねえ」って。他のお母さんたちも「家もぜーんぶ流されてキレイに整理してもらいましたー」とか、「私は免許書だけ持って逃げたんだけど、知り合いは貯金通帳を取りに戻って流されちゃったの」とか、みなさん、あっけらかんと話すんですよ。

————ユーモアを交えながら話されて。


はまじ :「死んだ人たちの分までがんばらなきゃとか、まだそこまでは思えない」と言いながらも、「生き残っちゃったことには、何か意味があるんだろうから、じゃあ生きるしかないよね」と笑い合って。生きていくために、悲しみやつらさを笑いに変える術を身につけてきたのかなって思いました。


————刺し子をしながらも、笑いが絶えなかったですよね。浜島さんも一緒に大笑いしてましたね。


はまじ :もうすっかり仲良くなっちゃって。帰るときには、昔からの知り合いみたいに「泊まってけー」「またおいでー」って(笑)。
町の復興もまだまだこれからですし、お母さんたちともっと共有の時間を積み重ねていって、絆を深めていきたいです。

————心強いです!

はまじ :支援というと、何となく“与える”って感じで上から目線だけど、今回、お母さんたちからたくさん元気をいただいていて、これはもう支援というよりも、ご縁の活動だなと思いました。
オーガビッツさん、フェリシモさん、平澤まりこさん、大槌町のお母さんたち、この刺し子のバッグを手に取ってくれる人たち、さまざまな出会いによってこのプロジェクトが循環し、新しいご縁ができていく。刺し子の一針一針が美しい模様になっていくように、このプロジェクトの一つ一つのご縁が実を結び、たくさんの心の花を咲かせていけたらいいなと思っています。

2つの復興支援プロジェクトがコラボ!!

■東北 花咲かお母さんプロジェクト概要

フェリシモが発刊した通販カタログ「とうほく帖vol.1」からスタートした取り組み。東日本大震災で被災されたお母さんたちの手仕事を通じて作られた商品を販売。販売価格には、お母さんたちの内職収入だけでなく、100円の基金が含まれていて、津波被害を受けた地元に花や緑を植えるために運用されます。
何年か経ったあとに、お母さんのこどもや孫たちが地元に咲いたたくさんの花や緑を見ながらこの時の仕事を誇りに思ってもらえるような、そんな支援を目指しています。
URL:http://www.felissimo.co.jp/contents/hanasaka/

■大槌復興刺し子プロジェクト概要

岩手県大槌町発、震災という悲しい出来事から一歩を踏み出した女性たちによるプロジェクト。大槌町の鳥・カモメをモチーフにしたコースターやふきん、Tシャツなどかわいい刺し子の商品を一針ずつていねいに仕上げてWEBなどで販売中。今回、はまじさんと一緒に作ったバッグに刺し子をしてもらい内職収入を得てもらいながら、フェリシモの「花咲かお母さんプロジェクト基金」の積み立てにも参加します。
URL:http://tomotsuna.jp/

【PROFILE】

浜島直子さん(はまじま・なおこ)

モデル

LEE専属モデルを務めるほか、「世界ふしぎ発見」(TBS)のミステリーハンター、「あさイチ」(NHK総合)、「暮らしのレシピ」(TBS)などTV番組のレギュラーも多数。ライフスタイル本『はまじのはじまり A toZ』(集英社)も好評。