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コラム

「HAPPY MAMA FESTA 2016」でお目見え ママブレーンとのコラボ商品に込められた思いとは?

2016年2月26日から3日間開催された「HAPPY MAMA FESTA 2016(以下、ハピママ)」。家事や育児・育自や仕事に一生懸命なママたちを応援する、ママのためのイベントで、3日間で約10万人が来場する大人気イベントです。

このファッションショーに登場したある服は、オーガビッツとハピママを盛り上げる「ママブレーン」のママたちとのコラボレーションで生まれました。そこに込められた願いや希望をご紹介します。

ナゴヤドームのセンター側に設置されたメインステージ。ハピママ最終日の「キッズファッションショーオーガビッツステージ」が始まると、一般応募の中から選ばれたキッズたちが、プロさながらのウォーキング&ポージングで次々登場。人気キッズブランドの服に身を包み、元気にオシャレをアピールしました。

いちばんの注目はこちら。女の子が着ている「skeegee(スキージー)」のスマイルTシャツは、オーガビッツとハピママのご意見番「ママブレーン」と共同開発したオーガニックコットンTシャツなのです。

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「ママブレーン」のみなさんと計3回にわたって会議を行い、日々子どもに服を着せるママたちのリアルな意見を取り入れた、「かゆいところに手が届く」Tシャツになっています。

例えば、「襟元のラベルが子どもの肌に当たると、チクチクして嫌がる」という声を受けて、襟元のラベルを外したり、プリントにしてタグを外側につけたりしました。
「服に名札を付けると、穴が開いてほつれてくる」という悩みには、胸ポケットの刺繍部分に2箇所の小さい菊穴を施し、名札用安全ピンを刺しても穴が拡がりにくい加工に。さらに胸ポケットに隠れているタグを引き出せば名前が書けるようになっています。

今回は「skeegee」と「Moujonjon(ムージョンジョン)」がママブレーン会議を通じた商品企画に挑戦。合計3型が誕生した。

「今回のコラボは『作り手側』にも多くの発見がある、新しい作り方でした。」

そう振り返るのは、豊島株式会社でキッズウェアを担当する平野恭将さんと紀之定翔さん。2人で「ママブレーン」との会議を運営、商品を企画しました。

豊島株式会社・東京十五部一課の平野恭将さん(左)、紀之定翔さん(右)。
豊島株式会社・東京十五部一課の平野恭将さん(左)、紀之定翔さん(右)。
「個人的な感想ですが、いままでは商社としてブランドさんの要望を踏まえたうえで服を企画・提案していたんです。
だから実際の商品を作ってはいるけど、ママたちの意見を直接聞いたことはありませんでした。
例えば、僕はポケットは『あるに越したことはない』と思ってたんですけど、『ないほうが良い』って意見にはびっくりしました。『小さい子どもはポケットにものを入れることないし、外で遊んだらゴミが入って洗濯がたいへん』って。知らなかったですね。」(平野さん)

現在、このコラボTシャツへの問い合わせは多く、「子どもが、首の後ろのタグを嫌がるから嬉しい。欲しい」などの声が相次いで届けられています。

「ママたちから挙がるいろんな意見を、できる限り商品に落とし込みました。
今回は型数が少ないのですが、ぜひもっと多くの型数で展開して、もっと幅広い意見を取り入れていきたいですね。
もし次回もできるなら、今度はブランドさんにも『ママブレーン会議』に参加してもらいたいと感じました。僕らがママたちとの間に入って一度”揉んだ”アイディアより、もっと可能性が広がっていくと思うんです。」(紀之定さん)

(左上)会議を運営した平野さんと紀之定さん。遠慮ないママたちの意見に毎回タジタジ……だったそう。

このように、「ママならではの視点や意見を生かそう」「もっとママのパワーを生かそう!」という機運が高まっているものの、勤務時間に制限があることや、子どもの急病などで早退・欠勤する事態も起こり得ることから、なかなかママの力を社会に生かしきれていないのが実情。

実は、ハピママのコンセプトは「ママと企業と社会を繋ぎ、家族が、日本が、もっと元気になれる場所を!」。ママの復職・社会復帰を促す思いが根底にあります。そのため、クッキングセミナーや産前産後のセミナー、食育コーナーなど「暮らし」をテーマにしたブースとともに、「復職」を応援するコンテンツも随所に盛り込まれています。

(右)「ハピママビューティーサロン」。ママ美容師がカールや編みこみなどのヘアアレンジを仕上げてくれる。美容資格を持つママの復職バックアップや相談に乗るコーナーも設置されており、まさに「楽しみながら問題解決できる」場になっている。

ハピママ発起人である中日新聞社・政野弘幸さんは、イベントで遊びながら、健康・復職・子育てなど、なにか悩みを解決できるコンテンツづくりを心がけていると話します。

「国をあげてママの力を活用していこうといっているのに、なかなか進まない。そこで、新聞社ならではのフットワークを生かして、1〜2年掛けていろんな団体のママたちに悩みを聞いて歩いたんです。
子どもを預けるところがない、相談できる相手がいない……ママたちの問題解決を、新聞社はどう支えられるか? そこで、エンターテイメント性のあるママイベントを立ち上げました。
このイベントがほかのママイベントと違うのは、ママたち自身がイベントを作り上げているところ。ママたち自身で問題を解決していく『場』になっています。そこでの出会いや機会を通じて、ママたち自身の力で社会に羽ばたく活路を見出してもらえれば。」

ハピママでは、専門分野を持つママにセミナー講師を依頼したり、アリーナ内の企画にも参画してもらったり。はたまた、ハンドメイド作品の販売やリラクゼーションの施術など、特技を生かした「ママ100ブース」に出展してもらったり。

「ママだからこそ、ほかのママや子どもの役に立つことが、喜びになるのだと思います」と話すのは、ハピママの事務局メンバーとして企画・制作・運営を務め、オーガビッツとママブレーンとの会議の進行も務めた中日新聞社・中田結美さん。

「ハピママに参加して生まれた出会いが、ママどうしの新たなコラボにつながったり、ママたちのさらなる活躍につながったりしている例が多数報告されており、嬉しい限りです。『復職』に限らず、本を出版された方などもいますよ。これからもいろんな切り口でママたちがつながり、活躍できる「場」を作り、「孤育て」にならないようにしていきます。」

今回のコラボ商品は、購入されるごとに日本財団が取り組む「ママ基金」に10円が寄付される。寄付は、子どもの貧食・孤食を支援する「こども食堂」のサポートに。

ファッション業界は特に、ママが復帰できる環境・しくみづくりが急務の課題と話すのは、オーガビッツを率いる豊島株式会社・溝口量久さん。

「ファッション業界では小売店で活躍するのは圧倒的に女性。ですが、結婚・出産を機に仕事を離れるスタッフさんは少なくありません。子育てママを支援する枠組みをしっかりと作りたいと、ずっと思っていました。
ママたちはパワフルでやさしい。『場』さえあれば、自分たちでどんどん助けあって解決を模索する。だから僕らは、その『場』を最大限『ちょっと良いこと』に生かせるしくみを整えていきたいと思っています。」

ハピママにママブレーンとの会議……この機会とママの視点を生かして、オーガニックコットンを使った新しいものづくりに挑戦してみませんか?

HAPPY MAMA FESTAについてもっと詳しく……
→http://happy-mama-fes.com/

今回のコラボ商品を作ったブランドさんはコチラ……
skeegee
http://branshes.jp/
Moujonjon
http://www.marutaka-iryo.com/brand_description/moujonjon.html
※「Moujonjon」のコラボ商品はイオンモールナゴヤドーム前店のみの取り扱い。

(取材・構成・文/Fragments